映画「SPEC」ラストの解説と感想と監督の罠(ネタバレ注意です…)

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映画「SPEC」見終わりました。

映画館で見て、DVDで見て、いろんなサイトで解説見て、

そして今回あらためて地上波の放送を見て、

ようやく、ようやく自分の中で完結した感じです。

 

そしてあらためて見る物語の結末。

「瀬文焚流」という名前の意味。

そこからわかる2人の絆。

ホントにもう、涙なしには見れない最後でした。

 

誰にも気づかれず、新しい世界を流れゆく当麻に、

たったひとり気づく瀬文さん。

その瞬間、当麻は実体化し、2人は目を合わせる…

もうあの瞬間、ふたりの絆を思った瞬間、あふれる涙を止めることはできませんでした。

 

そして「瀬文焚流」という名前の意味。

=せぶみたける

= save me take loop

=この輪廻から私を救って…

 

もうこの名前の意味を知った瞬間、震える体。

最終章の展開に関してはいろいろ言う人がいると思いますが、

確かにコレ、一回見ただけじゃ理解しがたい内容 になっていると思います。

今までの刑事ドラマから一変した、SF感たっぷりの荒廃した世界。

予言とかファティマとか、いきなり飛び交う謎の言葉。

自分も最初見た時は正直ポカーンでしたが、

今にして思うと、もしかしたらコレ、

あえての 監督の罠なんじゃないか なと。

 

頭をよぎったのは、

「WEB記事を書く際の王道の手法」=「わざと隙をつくる」

つまり、あえてすべてを語らないこと。

ツッコミどころを残すことによって、みんなでワイワイ盛り上がれる。

これと同じ手法をとったんじゃないかと。

だから いろんなところに伏線やヒントは隠す けど、

あえて 作中ではすべてを語らない。

 

そして解釈を知った上で、あらためて作品を見て、理解する。

そこではじめて作品に込められたメッセージを受け止める。

「SPEC」という作品を認識する。

その瞬間が、まるで当麻と瀬文さんのように、

自分の中で「SPEC」という作品が実体化する瞬間 なのかと。

 

ここまで考えて作ったなら、堤監督、あんた ホンマに天才です!!!

これじゃまた次の作品、期待しちゃうじゃないですか!笑

また「SPEC」と「ケイゾク」、第一話から見たくなるじゃないですか!!!

 

最後に銃弾を放つ前。

当麻を見送る瀬文のやさしい目。

瀬文に別れを告げる当麻の目。

そして最後に留置所でお互いを認識して交わすその視線。

言葉なくてもわかるふたりの絆。

友情でも愛でもない絆で結ばれたふたり。

新しい世界における、そんなふたりの幸せを、心からお祈りいたします。

作品に愛をこめて。