マンガ好きの日本人なら一度は見るべき「漫勉」の魅力

 

およそ1秒。

その1秒のために、想いのすべてを込める。

納得いくまで。何時間もかけて。

 

漫勉3

 

日本人なら、誰しも必ず目にしたことがある「マンガ」

そのマンガを生み出す 漫画家が、

今まで門外不出にしていた制作現場。

まっ白な紙に世界を生み出すその手法。

その現場に密着したドキュメンタリーが「漫勉」です。

 

発起人である浦沢直樹先生が、他の漫画家と語ることで進んでいくこの番組、

自分が見たのは

・かわぐちかいじ 先生(沈黙の艦隊 とか)

・山下和美 先生(天才柳沢教授の生活 とか)

・藤田和日郎 先生(うしおととら とか)

の3先生でしたが、もう番組の間、

瞬きするのも忘れるくらいその映像から目が離せず!!!

何がすごいってもう、その 1ページにかける熱量の大きさがスゴい!!!

 

藤田先生は、主人公に向かってくる敵の目。

その目が何を語るか。怒りか、喜びか、恨みか、悲しみか。

その感情が絵に現れるまで、何度も何度も描き直す。

 

山下先生は、少年がイノシシの衣を羽織るシーン。

その幻想感を出すため、衣の動き、コマ割り、和紙、墨など

頭の中のイメージが表現できるまで、何度も何度も推敲する。描き直す。

 

読者からすると、おそらく そのコマを見るのは「1秒」

でも その「1秒」にすべてを込める。

その先生たちの姿に、半端ない衝撃を受けました。

 

これを見て漫画界を守ろーとかそういうんじゃなく、

純粋にできあがった作品に対するリスペクト。

なんかもうコレってホントにこの番組のテーマである

「作品が生まれる感動を届けたい」って言葉に ガツンと殴られた気持ちです。

 

もちろん、趣味で絵を描く身からしても、

ほぼ下書きなし にどんどんペンを入れていくってありえねーとか、

見たこともない服の質感や影を資料なしにどんどん描いてくってマジかよとか、

もう隅から隅まで衝撃を受ける映像が満載。

コレ、間違いなく 漫画を愛する日本人なら一度は見るべき映像 です。

 

なんかそう思うと、最近はアプリとかでマンガも無料で読める時代になっていますが、

マンガを暇つぶしのために「消費」するのではなく、

その背景には敬意を払い、対価を払わなくちゃいけないなーと。

 

マンガに対して背筋を伸ばして向かい合う。

そんな気持ちになる映像が、ココにはあります。

「浦沢直樹の漫勉」

 

 

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