「さいとうたかを」先生の名言に学ぶ

ゴルゴ

 

▼浦沢直樹

「びっくりしたんですけど、下描きされないんですね」

 

▼さいとうたかを

「きれいに下描きしたら、描けなくなる」

「下描きして 線をなぞる作業 になった瞬間、ゴルゴの表情が 死んでしまう

 

さいとうたかを先生の代表作「ゴルゴ13」の作画風景を見ながら、

漫勉の中で語ったふたりの言葉です。

寡黙でほとんど表情のないゴルゴ。

そのゴルゴに表情を描かなくてはいけないからこそ、

常に「生きた線」を追い求め、

その線が「どんなものを表しているのか」を考えながら引っぱる。

 

日本画の「線で質感を出す」手法から学んだ らしいのですが、

描き進むうちに線の集合体がバシッとゴルゴになる瞬間はトリハダ。

まさにペンで生命を吹き込む瞬間。

 

さいとうたかを先生の生きた線から生まれたゴルゴだからこそ、

無表情な中にも躍動感が満ちあふれ、ゴルゴ13の世界観を形作ってるんですね。

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「作業になったら死んでしまう」

グサッときた言葉です。

自分の仕事は作業になってないか。単なる繰り返しになってないか。

肝に銘じて、命吹き込みます、先生!!!