相談はしても、判断は委ねるな。

ファイル 2016-03-25 1 05 19

正直、サラリーマンには、ほんと難しい話だと思います。

いわゆる大企業!ってとこに勤めてる人(仮にTさん)とランチした時の話。
その会社では、大会社にありがちな「仕事のスピード」と「やりがい」ってやつが落ちていて、どうにかしなきゃ!って話になっているとのこと。

Tさん:やー、なんとかしよーと思ってるんだけど、なかなかいい方法思いつかなくって。
特に下からは、「仕事を任せてほしい!」とか「権限委譲してほしい!」とか言ってきてて、もう大変。

オキタ:なるほどっす。

Tさん:解決策として、権限委譲の前に、全員のレベルアップと思って、管理職かもうひとつ下の階層あたりの人たちに研修やろーかと思ってるんだけど。

オキタ:あー、やめたほうがいいっすね。

Tさん:なんで?

オキタ:研修って、なんか知識得た気になるんすけど、「研修やった」ってことに満足しちゃって、結局あんま変わんないこと多いんすよ。

Tさん:それでも、なんにもやらないよりか、マシでしょ。

オキタ:それなら、コレ試してみたらどうっすか。研修だと外部に頼むとお金もかかるけど、無料ですぐ試せるってやつっす。

Tさん:へぇ。どんなの?

オキタ:たぶん上の立場になればなるほど、下から「これどーしましょー」って判断求められること多いと思うんですけど、それって実はズルいんすよね。
判断を求めるってことは、つまり責任を委ねちゃってるってことなんす。

Tさん:ふむふむ。

オキタ:実は前から不思議に思ってたんですが、よく大きな会社では「担当者」って言葉は聞くんですけど、「責任者」って言葉は、あんまし聞かないんですよ。
そのせいか、打合せしても「持ち帰ります」って言葉は日常茶飯事だし、ひどいのになると、「常務から言われているので」って、こっちからすると「あんたのとこの常務なんか知らんがな!」って話を平気でしてくる。

Tさん:あー…うちでもあるかもしれないなー。

オキタ:大企業あるあるっすね。
なので、自分の一個下の階層の人に、これだけ言ってみてください。

「相談はしても、判断は委ねるな。」

もちろん、決定権が自分にある場合は判断しなくちゃいけないんですけど、その前に、まずはあなたがどうしたいのか、「担当者」でなく「責任者」としてどう考え、どう進めたいのか。
それをはっきりさせて話を持ってくるように。

これをまず徹底することから始めたらどうでしょうか。

ポイントは、責任放棄じゃなく、「相談に乗ること」
これを進めていけば、自然と仕事のスピードが上がって、権限委譲も見えてきますよ。

Tさん:そんなにうまくいくかなー。

オキタ:研修でガッと詰め込むより、まずは1個ずつ実践することっすよ。
何よりこれ、無料ですぐ試せるんで、効果なかったり不満が増えたら、すぐやめればいいっす。

Tさん:確かになー。

オキタ:伝え方は、相手によって、もっと噛み砕いて言ってもいいかもっす。
「次からは、こういう形で話持ってきて」とか言って。

・OK「こうしたいと思いますが、いかがでしょうか?」
・NG「どう進めたら良いでしょうか?」

Tさん:なるほど、これならすぐやれるかも。よし、さっそく明日から試してみるよ。

オキタ:あざっす。じゃーうまくいったら、焼き肉おごってください!

Tさん:ちょ、おま、無料じゃなかったのかよ!(笑)

 

 自分で判断するということ

やー、これで一個、楽しみが増えました。
ぜひ焼き肉のためにも、うまくいってほしいと思います。

とはいえ、組織の中にいる人にとっては、この考え方ってなかなか難しいことなんすよ。
実はコレ、自分がかつて大きな会社から数人のベンチャーに移った時に、言われた言葉だったんです。

「お前が責任者なんだぞ。担当者って考えは捨てろ。」

やってたつもりでも、やっぱりどっかに甘えがあったんでしょうね。
その日から、意識して物事を見るようにしました。

自分は不器用なもので、一朝一夕には身につかなかったですが、それでも続けることで、少しずつ変えることができました。
そしてたぶんこれって会社の大小に関わらず、どんな人でもどんな場所でも仕事に取り組む姿勢として、基本のことだと思ってます。

「相談はしても、判断は委ねるな」

自分で判断するということ。
その覚悟の重さ、ぜひ実感してみてください。

 

TAG :